前の記事で「分離不安」のことを書きましたが、
我が家では実は筆者が分離不安です(笑)。
そのため愛犬たちを置いて外出しなければならない時は
後ろ髪ひかれまくり隊です!
みなさまも帰宅したとき、尻尾を振って迎えてくれる愛犬の
姿を見るたびに
ずっと寂しかったのかな?何をして過ごしているのかな?
などと考えたりしませんか?
実際は主さまが大好きな愛犬ちゃんたちでも、
ずっと寂しい思いをして留守番をしているわけではないのです。
もちろん個人差はあります。
そこでこの記事では愛犬は留守番中に何を考えているのか?
どのような気持ちで時間を過ごしているのか?
愛犬が安心して留守番できるための工夫や、
多頭飼いだからこそ見えてきた我が家での経験も交えながら、
犬の習性や行動学をもとに愛犬たちの心理を解説します。
愛犬があなたのいない時間をどのように過ごしているのかを知れば、
帰宅後の「おかえり」が、きっと今まで以上に愛おしく感じられるかもしれません。
愛犬は留守番中に何を考えている?
愛犬ちゃんたちは留守番中に何を考えているのでしょうか?
結論から言えば
愛犬たちは留守番中ずっと飼い主の帰りを待ちわびることに
徹しているわけではないようです。
もちろん大好きな主の不在は寂しいことに違いはありません。
しかし人間のように時間を目で見ることは出来ない彼らは
今というその瞬間を大切に過ごしています。
家の中で感じることができる音や匂いを察知したり、
眠ったりと自分たちのペースで過ごしているようです。
一方で優れた記憶力や嗅覚を持っている愛犬たち。
主の習慣だったり生活リズムという日常と
家の中に残る主の匂いを覚えていて、
「いつもの生活時間」と「安心できる主の存在」
を感じ取っているのです。
それ故、愛犬たちの留守番中の気持ちや行動は一つではないのです。
寂しいなと思うことも、眠たいなと思うことも、
外にお友達のわんこがいるかも?とわくわくしちゃう気持ちも
抱えながら、愛犬らしい瞬間を送っています。
ずっと早く帰って来てほしいという主の帰宅に思いを馳せている
というよりは
大好きな存在の帰りを自然なスタイルで待っている
と考えられています。
留守番中の愛犬は何をしている?
留守番中の愛犬が実際に何をしているのか?
気になりますようね?
多くの愛犬たちが家の中で送る一日に迫ります。
殆どの愛犬は寝ている時間が一番長い
多くの愛犬たちは留守番中は寝ている時間が最も長い
と考えられています。
我が家の愛犬たちもそうです。
平均して成犬は1日12〜15時間ほど、子犬やシニア犬では18時間以上
睡眠をするといわれています。
それを考慮すると主たちが仕事や買い物で外出している時間も、
愛犬たちにとっては自然な生活リズム内での休息の時間となる
ことは珍しいことではないのです。
安心できる環境を用意してあげることで
いつも主と過ごしている家の中で、リラックスできれば
睡眠をとるという愛犬は多いのではないでしょうか。
屋内外の様々な情報と安心できる匂い
睡眠中であっても音や匂いその他の刺激に敏感であるのが
愛犬ちゃんたちの特性でもあります。
愛犬たちは嗅覚や聴覚によって周囲の様子を把握しているため
彼らの世界に「音」や「匂い」は欠かせないからです。
眠っていても外から聞こえる車の音や人の足音に反応し
耳を傾けたり、立ち上がって様子を見に行くなど
しているのではないでしょうか。
また、部屋内に残った主の匂いは愛犬たちにとって
安心できる材料のひとつです。
筆者も外出の際には自身の衣服などを愛犬の傍において
出かけています。
すべての愛犬に効果があるとは限らないのですが、
帰宅すると衣服に乗っていた形跡が見られるのです。
なので少しでも安心して過ごしてくれたらいいな
と思い、そんな習慣を続けています。
そんな風に愛犬たちは人間には気づかないような
様々な情報を感知し、主の残り香で安心しながら
小さな変化に満ちた豊かな時間を過ごしているのかもしれません。
愛犬は留守番を寂しいと感じる?
分離不安症である筆者(笑)は、愛犬たちを置いて外出する際、
彼らも留守番中、寂しがっているに違いない、
早く帰ってあげなきゃ。
なんて思っていました。
しかし留守番中愛犬たちがずっと寂しい思いをしているのか
どうかは、個人差もあるようです。
犬自体が社会性の高い動物であると言われています。
そのため、本来は家族や仲間と一緒に過ごすことを好みます。
よって主が不在の時間を少し寂しいと感じる愛犬は少なくない
とは思います。
しかし筆者が愛犬を迎えたブリーダーさん曰く、
すべての犬が留守番を苦手としているわけではないようです。
例えば我が家においても長男犬はわりと留守番を落ちついて受け入れており、
逆に次男犬は筆者が準備をする段階でそわそわしています。
落ち着いた長男犬の場合
パピヨンの長男は留守番時でも割と落ち着いています。
思えば、彼が小さい時、筆者はどうしても外出しなければいけない
行事が相次いでしまいました。
結果的に子犬の頃から少しずつ留守番に慣れさせた
ということになったのだと思います。
また長男犬は自分だけの安心できる場所を探すのが
得意であるように感じます。
筆者が在宅時も少し離れた自分の城でよく
ひっくり返って爆睡しています。
そんな風に留守番に慣れていたり、
安心な環境を用意することで愛犬たちの心構えも
異なってくるように思います。
寂しがり屋の次男犬の場合
一方で、筆者がメイクをしだした途端に
わかりやすく元気がなくなるのが次男犬です。
普段から筆者のストーカー化している可愛い子ですが、
甘えん坊気質でいつも一緒であることを好むため、
彼はどうやら留守番は苦手な方だと受け止めています。
実際、帰宅するとトイレシートをぐちゃぐちゃにしていたり
わざと粗相をする・・・と言った抗議行動も見られることが
あります。
多頭飼いだと留守番は寂しくない?
我が家は多頭飼いです。
その理由の一つには、
「2人いると留守番も寂しくないですよ」
という一般論が存在したからなんです。
しかし結論を言いますと、
多頭飼いだからといって留守番が寂しくないとは限らない
ということです。
もしも仲の良い犬同士の多頭飼いであれば
留守番中も一緒に遊んだり、隣で眠ったりすることで、
お互いの存在が安心感につながるのだと思います。
しかし多頭飼いの関係性も、
人それぞれのように、犬それぞれということです。
我が家の場合はまず
いつも寄り添って眠る兄弟犬ではありません。
時には弟が兄に襲いかかったり、
それぞれおもちゃを与えていても一つのおもちゃを
ひたすら奪い合ったり・・・。
マーキング合戦もかなりのものです(泣)
そんな様子から2人いるから留守番も寂しくない
とは簡単には言えないと感じています。
兄弟仲については苦悩することばかりでもなく、
お互いを気にしたり意識したり心配したりする様子が
垣間見れる時もあります。
そんな行動はきっとお互いのことを
家族であると認識しているからなんだとホッとしています。
話題がそれましたが、
愛犬たちにとって一緒に留守番できる仲間がいることと、
大好きな存在が帰ってくるという喜びは別のものなのではないでしょうか。
どんな愛犬たちも、主が帰宅することで
尻尾を振りながら走ってきたり、
すでに玄関で待っていたり、
泣きながらとびついてきたり・・・
彼らの安心できる存在が主であることに変わりはないのでしょう。
大切なのは一緒に留守番する数ではなく、安心して待っていられる環境づくり
なのかもしれません。
愛犬たちは主の帰宅を感知する?
玄関を開けたらお座りして尻尾をぶんぶん振っている
愛犬がいた・・・。
そんな嬉しい経験ありませんか?
まるで帰宅を察知するエスパーみたいですよね。
何故愛犬たちは主の帰りを予測できるのか?
「毎日の変化」から察知する
当然ながら愛犬たちが時計を見て帰宅時間を察知している
わけではありません。
しかし彼らは時計を読めなくても毎日の生活リズムを
良く覚えているんです。
夕日が差し込んで部屋の明るさが変わること、
部屋の外で人の往来が激しくなる時のこと、
近所から漏れる音などなど。
ほんの小さな変化を積み重ね、
「いつもの時間」を感じ取っているのです。
特に日々、同じ時間帯に帰宅をする主なら
愛犬たちはそのリズムを自然に学習しているのです。
愛犬たちは周囲の変化を手掛かりにして、
1日の流れを汲み取っているのかもしれません。
飼い主の匂いが「帰宅のサイン」
愛犬たちの嗅覚は、
人の数万倍から数十万倍ともいわれるほど優れているんだそうです。
なので外から帰宅する主の匂いを、
人よりもずっと早く察知している可能性もあります。
以前、筆者の実家で家族だったシェットランドシープドッグは、
両親にとても従順でした。
そして両親が外出した際、帰宅する数分前になると
リビングを出て玄関で過ごしていたのを覚えています。
きまってその行動をしていたので、
もしかして両親の匂いを察知したのではないか?
と推測していました。
また現在筆者の家族である愛犬たちも
まだ玄関扉を開ける前から、
ク~ンク~ンと、落ち着かない様子でそわそわしだします。
私たちにはまだ何も変化がないように感じても、
愛犬は風に乗って届くわずかな匂いから、
「もうすぐ帰ってくる」と気づいているのかもしれません。
だからこそ、帰宅した時の嬉しそうな表情は、
突然現れたことへの驚きではなく、
「待っていたよ」という気持ちがあふれた瞬間なのでしょう。

安心して留守番してもらうためにできること
うちの子は本当に留守番が苦手
だというご家庭もあるでしょう。
でも多くの犬たちは少しずつ経験を重ねていくことで、
留守番に慣れることが出来る可能性は高いんです。
愛犬の性格や年齢、環境などによる個体差は否めません。
しかしながら
主は必ず帰って来る
という経験を積み重ねることで不安を安心に変えられるケースは
少なくないと思います。
逆に初めての1人きりの留守番が長時間すぎたり、
留守中に怖い経験をしてしまったなどのケースでは
大きな不安を抱えてしまうことも少なくないでしょう。
そのために大切なのは無理をさせないことです。
最初はごく短時間からはじめて少しずつ時間を延ばして
行くという方法がおすすめです。
その他にも愛犬に安心して留守番してもらうためにできること
をいくつかあげてみました。
留守番は「特別なこと」ではないという刷り込み
犬にとって安心なのは
毎日の生活に一定のリズムがあること
だと言います。
そのため留守番を「特別な出来事」にしない
という方法は愛犬たちが落ち着いて過ごすための
第一歩となり得ます。
例えばやってしまいがちなのが
これから留守番をさせてしまうという気持ちから
「なるべく急いで帰ってくるからね」←筆者が言いがちなセリフ(笑)
や、ごめんね。大好き。などと言葉を言いながら
いつもより長く抱きしめてしまう行動です。
これは愛犬たちが
これから何か特別なことが起こる
と感じ取ってしまう要因になります。
ですからごく自然に出かけ、自然に帰って来る
そんな毎日を心がけることで
主は毎日外出しても帰って来ることを実感として示し、
安心感をもってもらうと良いでしょう。
そんな風に日々のちょっとした積み重ねは
愛犬の安心感を成長させるのではないでしょうか。
留守番中の環境を整える
留守番中の愛犬が安心できる環境を整えて
あげることもとても大切です。
お気に入りのベッドや毛布を整え、
筆者は自身の衣服など香りのするものも添えておきます。
水もきちんと飲めるようにしておき、
季節や気温を考慮して快適に過ごせる室温にも気を配ることが大事です。
置いて行くおもちゃは安全なものにする。
コングなどを使って頭を使わせるのも手ではないでしょうか。
我が家は兄弟犬が喧嘩をする場合もあり、
次男犬はいたずら好きなことから、危険を回避するため
次男犬のみゲージの中で待ってもらっています。
一般的な知識よりも、
それぞれの愛犬にあった環境を整えて行くことが
大切なのではないでしょうか。
帰宅後は「安心」を伝える時間に
多くの愛犬は主の帰宅を大喜びし、
身体全体で表現する子もいるでしょう。
我が家でも兄も弟も大興奮気味になることもしばしばです。
筆者も負けじと興奮してしまいそうになりますが、
そこはぐっとこらえて
落ち着いた大人の態度で話しかけたり撫でてあげるなど
対応を心掛けましょう。
再会を喜び合う瞬間は至福そのものですが
愛犬にとって最も嬉しいのは「帰って来た」という事実です。
そしてめいいっぱい遊んであげましょう。
日々のそんな
ただいま
と
お帰り
の積み重ねが必ず帰宅する主への信頼につながり
次の留守番への安心になります。
愛犬が待っているのは、「時間」ではありません。
安心して帰ってくる、いつもの飼い主との毎日なのです。
よくあるFAQ
ここでは筆者が愛犬を迎える際に
ブリーダーさんから伺った質問をまとめてみました。
(我が家のパピヨン&パピプーという小型犬に特化しています)
Q1. 何時間くらいまで留守番できますか?
健康な成犬の場合一般的には、6~8時間の留守番が可能
とされています。
しかしなるべくならば4時間程度を目安にするのが望ましいです。
ただ子犬やシニア犬はこれに限りません。
子犬時は食事と排泄の回数も多く体調も崩しやすい傾向にあり、
シニア犬もまた体調の変化が起こりやすいため、
留守番すること自体に配慮が必要になります。
そのように年齢や性格などによっても個人差があるので
その子にとっての最適を考えてあげてください。
留守番中に見守りカメラを使うことについて
留守番中の見守りカメラは愛犬の様子を
同じ時間に見守ることができる便利アイテムです。
留守中の過ごし方だけではなく、
愛犬の様子や眠っている時間帯などの確認もできるため
留守番中の環境作りに役立ちます。
その一方でスピーカー機能で何度も話かけることは
あまりおすすめではありません。
主の姿が見えないのに声だけが聞こえるという状況を
愛犬が混乱する可能性があるためです。
見守るという目的に最適ですが
必要以上に反応しないことが大切です。
留守番中のテレビや音楽は必要?
留守番中の効果は個人差があります。
人と同じで、静かな環境の方が熟睡できる子がいる一方で、
人の声や落ち着く音楽がある方が安心できる子もいるからです。
試してみるなら短時間の留守番時に音を出してみて
帰宅後の愛犬の様子を観察するのがおススメです。
まとめ|愛犬が待っているのは「安心」
大切な小さい家族を置いて外出するのは
心配で心苦しいこともありますよね?
その背景には愛犬が寂しい思いをしているのではないか?
という不安があるからなのでしょう。
しかし愛犬たちの方は留守中ずーっと主のことばかり
を考えて、早く帰ってきて欲しいと願っている
ということはないようです。
時計などを読めず時間がわからないからこそ
愛犬たちは自分たちの瞬間をマイペースに過ごしているのです。
我が家の愛息犬たちも大抵は眠っている時間が多いようです。
しかし室内外のあらゆる情報を感知しては
反応し、パトロール気分になるのが長男犬です。
そして愛犬たちは窓から差し込む外の明るさ、
風にのって香る大好きな匂い、
毎日の生活リズムから、主の帰宅を予測してしまうのです。
そんな風に待っているからこそ
わたしたちがしてあげられる大切なことは
安心して待っていられる環境づくりです。
留守番を特別にしないことも大事です。
ベッドを整え、安全なおもちゃを置いていく。
外出する際は自然に。
帰宅したら落ち着いて接し、沢山遊んであげましょう。
主の帰宅を心待ちにしているからこそ
再会の瞬間の愛犬の仕草や表情は
会えたことと待ちわびた安心という
その日の最大の嬉しい出来事を
素直に全身で表現しているんです。
そう考えるといつもの
ただいま
と
お帰り
が今までより少しだけ特別に感じられる気がしますね!
本記事の情報は2026年7月時点のものです。
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